浅間山公園で樹木観察
三連休初日の今日は、府中市にある浅間山公園へ行ってきました。前からちょっと気になっていた公園です。
可愛らしい丸い看板を右手に登っていきます。
入り口にあった野鳥の案内板です。サンコウチョウなども見られるみたいだけど、今回は鳥さんには全然出会わなかった。
ムサシノキスゲの案内板です。ここ浅間山にしかないらしく、とても貴重らしいです。絶滅しないように守り続けたいですね。
登り始めてすぐは木道が整備されていて歩きやすいです。
登り始めて数分すると東家に到着です。ここで近くのファミリーマートで買ったパンで昼食にしました。
手前のクヌギには昆虫を取るためか、蜜のようなものが塗られていました。スイカが腐ったような匂いが漂っていました。
東家の横に聳え立つクヌギ。
クヌギの葉とどんぐりの殻斗が落ちていた。
ナラ枯れが発生しているらしく、所々にカシノナガキクイムシが齧った木屑が積もっていました。
樹上の葉は枯れてしまっています。
ナラ枯れ注意の看板。
所々にナラ枯れがあったので、だいぶ被害が出ているようでした。今以上に広がらないか心配です。
ようやく出会えました、ヘクソカズラ。なんでもない道端でよく見かけるみたいだけど、写真でしか見たことなかったからちょっと感動しました。
葉をちぎって嗅いでみたら、、、、、、う〜ん、やはり臭かった〜〜!
こちらはたぶんネムノキかな?
途中、標高74mの中山の標識がありました。
次は浅間山山頂です。標高79.6m。低いっ!
標識の右下にはしっかりと固定された三角点が鎮座。
山頂にある人見浅間神社(ひとみせんげんじんじゃ)でお参りをしてきました。府中市最高地点です!御神祭は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)だそうです。
お参りをして階段を下ると、よく神社に植えられる樹木がありました。
そらくヒサカキかな。
ヒサカキの特徴が、
- 葉は互生
- 鋸歯がある
- 葉先がすこし突き出す
- 葉先がわずかに窪む
などからヒサカキだと思います。花がガスくさい臭いを放つそう。。。今回は花がなかったから嗅げなかった。
続いてはエゴノキの種子。
種子には脂肪分が多く、ヤマガラが好んで食べるそうです。
また、実の果皮にはエゴサポニンという有毒成分が含まれているそうです。若い実に水をかけて潰すと泡立つので、昔は石鹸としても使っていたみたいです。
続いて目に止まったのが下の写真。
2本のコナラがくっついてる!将来は一本の木になってしまうのか?
どんぐりも沢山成っていました。
是非見ておきたいのが、府中の名木百選に選ばれている「おみたらしのイヌシデ」です。
幹だけになっているけどすごい迫力です。木々の間に佇む姿が御神木のように見えます。
しばらくすると雲行きが怪しくなり、雨もぽつりぽつりと降ってきたから、そろそろ下山することに。
その途中でふと見上げたら、、、
セミの抜け殻が鈴なりになっているではないか!あんまり多いとちょっと気持ち悪い。。。
途中には富士山が見える地点がありましたが、あいにくの天気だったから見ることができなかった。残念。
最後に標高72.8mの前山を通過して下山しました。
ここへ降りてきました。
天気には恵まれなかったけど、すんごく充実した1日でした。
クヌギ、コナラを中心とした落葉広葉樹を中心とした森のように感じました。できれば樹木名の看板をつけてくれたらとても嬉しいな〜。今回は図鑑片手に樹種を判別していたので、当たっているのかが不安です。でもその分自力で解決する力がつくような気がするから、これでいいのかな。